比良蛇谷ヶ峰
2011年2月5日
坂地
11月末に痛めた膝もようやく気にならなくなってきたので、1週間前の寒波で雪も降ったことだし、比良に行こうと思う。雪の上を歩くのは2年ぶりで、今でもラッセルできるのかという不安はあるものの、新しい雪の上に足跡を付けていきたかったので一人で行こうと計画した。
湖西レジャー号で近江高島まで行き、畑行きのバスに乗り換える。バスに乗っているのは僕と男性の2人だけ。畑でバスを降りると、男性はそのままボボフダ峠に向けて行ってしまったので、僕は一人でオーバーズボンをはきスパッツをつけてヨコタ峠の方に出発。お寺の門の横から入ってゆく。最後の田んぼが過ぎて、林道に出るところで驚いた。鹿とサルの侵入を防ぐための3m程の高さの金網を張った柵が林道に沿って、ずーっとできている。金網の上には電流を通す電線も張ってある。よく見ると出入りの扉があって、開けたら閉めるようにという注意書きもあるのだが、閉めるどころか積もった雪が邪魔をして開けることもできない。靴で20cm程雪をどけてみたけれど開くようになるまでどけるには30分ぐらいかかりそう。電線が邪魔で乗り越えることもできないので、結局ザックを柵の上から向こう側に放り込んで、体はとびらを渾身の力で押し広げてズリズリ向こう側に押し出した。
雪はまだそんなにもぐらないけれど、踏み跡もないのでここでワカンをつけることにした。左から沢が入ってきたので行きすぎたことに気が付いたが、この雪なら夏道にこだわる必要もないので、谷沿いに進む。谷が左に曲がるところで、夏道の尾根に登るか、アラタニ峠に突き上げる尾根に登るか迷った。アラタニ峠の方に登る方が登りやすそうだったし、ブッシュの隠れる雪の季節でなかったらこの尾根を登ることもないと思ったのでアラタニ峠に突き上げる尾根を登ることにした。(ヨコタ峠からアラタニ峠までの部分を省略できたので少し時間を短縮できた。)地図には道の記号はないけれど、尾根上は雪面が少しくぼんでいるところが続いているので、もしかすると林業関係の人が使うアラタニ峠に上がる道があるのかもしれない。
アラタニ峠からボボフダ峠まではゆるい下り。ボボフダ峠に着くと朝のバスで一緒だった人のワカンの跡が蛇谷ヶ峰の方に続いていた。しばらくワカンの跡をたどってゆるい尾根を登っていく。蛇谷ヶ峰の南に延びる尾根が左の谷の向こうに見えてくる。先行者のワカンの跡を歩いていても楽しくないので、谷の向こうの尾根に取り付くことにする。夏はひどいブッシュで、そんなことは思いもしないが、ブッシュは雪の下に隠れてしまって向こうの尾根の取り付きまで雪原のようになっている。蛇谷ヶ峰の少し手前で夏道と合流する。先は1人だけだった足跡が数人に増えている。朽木の方から登ってきた人が、入れ違いに畑の方へ下っていったようだ。蛇谷ヶ峰の頂上にも誰もいなかった。8年前に万福さんと来たときのことを思い出した。時間に余裕はないが、桑の橋の方へ降りることにする。スノーシューで上がってきた人の足跡が付いている。時間があれば桑の橋の蕎麦屋で蕎麦を食べて帰りたい。時間の余裕がないのでなにも考えずにスノーシューの跡をたどる。林道に出てワカンをはずす。4,5歩に一度ひざまで踏み抜くが、面倒なのでそのまま下る。途中シカを4頭見た。結構時間がかかってしまい、蕎麦は食べ損なったがトチ餅を買って帰った。